閉じて、開く! コラボレーションの可能性 〜深部から地域のつながりを探る〜を開催しました!参加者の皆様、協力団体の皆様、ありがとうございました!「持続可能な社会」を目指すためには、環境NPOだけでなく、地域の問題に携わるあらゆる分野の人々・団体間のつながりづくりが大事…そんな考えをもとに今年の情報交流会を開催いたしました。本企画の柱は、分科会とはいえ、本気の協働を目指す5つのコラボレーションです。事前に約10団体の方々と協議を行い、実際の事業につながるつながりづくりを見据えて協力をしていただきました。当日は、それら団体と志を同じくする50名近くの関係者、多方面からお集まりくださった40名の一般参加者、そしてスタッフを含めて100名近くが集結!5つのコラボレーションをめぐって、充実した話し合いが展開されました!第1部となる基調報告では、北海道で4つの環境系中間支援組織からなる協働事業体「中間支援会議・北海道」を事例として、組織の成り立ちや立場の異なる複数の団体が、いかにしてタグを組むことができたのか? その際に乗り越えなければならなかった課題は何なのか?…etc.その詳しいいきさつについて、設立の立役者・認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク常務理事 宮本 尚氏を招いてお話を伺いました。基調報告 北海道市民環境ネットワーク 宮本宮本氏からは、協働前の各団体の課題や、協働までに実施した話し合いがどのように行われたか、中間支援会議・北海道が稼働したことによって地域や各団体にどのような変化が起きたかなど、コラボレーション成立の課程と効果について具体的な話があり、参加者からは「協働のためには“相互理解”が大切」「普段からのつながりがベースとなる」(アンケートより)といった声が寄せられました。また、第2部となる分科会では…分科会1「一定の社会システムを確立した団体同士の協働」まずは協力団体3者から今日に至るまでの協議の報告があり、そこであがった「NPO協働センター」の実現について中心に話し合いが行われました。分科会2「自然豊かなフィールド×都市住民のニーズ」都市部と中山間地域がコラボレーションするための課題や、コラボすることによるメリットなどについて意見交換が行われました。分科会3「若者の就労不安×後継者不足のNPO」ファシリテーターを務めたインターン生からは、「こうした話し合いの場を自分たちの手でも作ってみたい」という感想が挙がり、新たな交流の場の創出にもつなげていけそうな手応えを感じました。分科会4「同じテーマの中間支援組織同士の連携」今後の中部地域の環境系中間支援組織の連携について具体的な意見交換が行われました。分科会5「地域の課題×企業のソリューション力」ICTも含め、地域住民の安心・安全で持続可能な生活を支えるシステムが機能するには、地域住民との人と人とのつながりがなければできないことへの気づきについて話がありました。以上5つのテーマでの話し合いの場を設け、当事者・参加者ともに本気で目指すコラボレーションの可能性について熱心な意見交換がなされました。どの会場でも分科会後に名刺交換や連絡先の交換などが活発に行われ、コラボレーションにむけた多くの出会いが生まれる場となりました。各分科会にて活発な意見交換が行われた後、再びメイン会場に集まり、全体で各分科会の内容の共有が行われました。その際、会場からも感想を伺い、多くの方から本交流会のような他者との出会いが生まれる場が必要であるという旨のご感想をいただきました。会場からの意見