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最近の活動 : 「環境市民活動 助成金セミナー」 のご報告
投稿者: suzuki 投稿日時: 2014-11-12 17:00:00 (1102 ヒット)

参加者・関係者の皆様方 誠にありがとうございました!




 去る2014年11月1日(土)、2014年度「環境市民活動 助成金セミナー」を開催いたしました(於:中部大学名古屋キャンパス 大ホール)。

 今年は助成制度を説明いただく助成団体を共同主催者である一般財団法人 セブン-イレブン記念財団のみに絞って行いました。

 愛知、三重、岐阜、静岡から計27名の方々が参加した今回の助成金セミナーは、セミナーに先駆けて9月23日に開催した「団体交流会&意見交換会」にてすくい上げた、過去にセブン-イレブン記念財団からの助成を受けた団体のニーズに基づいてプログラムを組み立てました。
 団体交流会にて挙がったニーズには「自由討論のできるセミナーを」「審査ポイントを教えてくれるセミナー」「参加者間で申請事業をプレゼン&評価したい」などがあり、それを受けて今回のセミナーでは、「参加者間の交流の時間を設ける」「申請書作成ワークを行い、審査のポイントを理解する」「助成団体の方と直接意見交換できる場を設ける」の3点に重きを置くプログラム内容にいたしました。


続きは「詳細」をご確認ください。

◆主催団体挨拶・主旨説明


 開会に先立ち、当法人理事萩原喜之より主旨説明として、日本の助成団体の設立数推移データを基に、助成団体を取り巻く環境の変化や新たに生まれている機運についての話が、また、セブン-イレブン記念財団の基金の仕組みとその意義について、第三者からの視点として説明がなされました。
 その後自己紹介ワークとして、参加者がグループで各自の「参加動機」と「持ち帰りたいもの」について共有することを通じ、普段あまり接する機会のない市民活動団体同士が各々の活動を説明し合い、ゆるやかなつながりづくりがなされました。


◆助成制度説明


 続いて、共同主催者である(一財)セブン-イレブン記念財団の小野弘人氏より2015年度のセブン-イレブン記念財団公募助成制度に関する説明がありました。
 説明では、今年度募集を行う「2015年度公募助成(募集は2014年12月15日(月)まで!)」の概要や、例年の公募助成との変更点の説明に加え、公募助成の制度が市民の想いによって成り立っていることや、助成団体が期待する市民活動団体の役割や資金調達手法の在り方について詳しくご紹介いただきました。
 質疑応答では、今回から「自立事業助成」の採択件数が増えることを受け、その内容や狙いを問う質問が挙がり、自立に向けた助成に対するニーズの高さが伺えました。


◆助成体験談発表

 次に、実際に(一財)セブン-イレブン記念財団から助成を受けたことのある市民団体に登壇していただき、活動の紹介や申請を行った事業について紹介していただきました。参加者には手元資料として実際に採択された助成申請書が配られ、その資料を見ながら活動発表を熱心に聞いている姿が印象的でした。

○里山クラブ可児(岐阜県可児市)
 岐阜県可児市で活動されている里山クラブ可児では里山の森林整備活動が活動の中心となっています。(一財)セブン-イレブン記念財団へは、市民にもっと里山に触れ合ってもらうことを目的に、「我田の森の赤松山の整備再生」活動に関して活動助成申請を行い、2012年と2014年に採択されています。発表では事務局長の佐藤さんから、活動写真をスライドショー形式で披露いただきながら、大学や企業、助成財団の協力を得ながら活動されている旨が報告され、加えて助成申請書について説明いただきました。


○一般社団法人 aichikara(愛知県名古屋市)
 愛知県名古屋市に事務所を構える(一社)aichikaraは、愛知県内の学生や社会人が中心となり、東北の被災地支援活動を行っている団体です。(一財)セブン-イレブン記念財団へは、屋外で満足に遊べない被災地の子供たちに自然体験の場を提供する「山守から学ぼう!御神木の森で行う自然体験活動 in 中津川市加子母」プロジェクトで助成申請を行い、採択されています。発表では学生スタッフの横倉さんから活動の紹介がされた後、手元資料の助成申請書の各項目について説明がなされました。


各団体とも、発表後には小野氏や萩原理事から、助成申請書の要改善点やアドバイス、活動に関するコメントがあり、参加者も自分ごとのように聞き入っている様子でした。アンケートでは「申請書の優劣点が分かり役に立った」との感想も得られました。

 また、参加者は助成体験談の発表を受けて、グループで感想の共有と各自が申請したい事業について意見交換を行いました。世代や背景が異なる普段はあまり接する機会のない方との意見交換を通じて、「悩みを共有できた」「他団体との連携による事業のアイデアを考えることができた」等の感想が寄せられ(参加者アンケートより)、自団体の活動の持つ可能性や課題に気づく機会を創出できたようでした。

一方、セミナー終了後に登壇者やスタッフで行った振り返り会では、「進行役がいなかったため何をしたらよいのかわからない人がいた」「グループによっては意見交換や交流が図られていない所があった」などの反省点も挙がり、課題として主催者間で共有されました。


◆申請書作成ワーク


 助成体験談などから学んだ審査ポイントを身につけて参加者にお帰りいただくため、プログラムは申請書作成の個人ワークに移りました。相手に伝わる申請書を、ということで、記入事項を6W3Hに絞ったワークシートを使って各自が申請したいと思っている事業について記載していただきました。
 ワークシート記入後は3人1組になって互いにシートを発表し合い、自分の想いが伝わるモノになっているかどうか、グループでチェックしてもらいました。
 アンケートによると「他の団体に申請内容を見ていただき参考になった」「押さえるべきポイントが分かった」「申請書の書き方について理解できた」などの高評価を多く頂いたものの、「時間が足りない」など時間配分の問題を指摘する意見もあり、今後の改善点も浮かび上がりました。

 プログラムはこの後、全体共有&振り返り、閉会挨拶、希望者への個別質問と続き、個別相談では「セブン-イレブン記念財団の公募助成について」「事業構想について」「NPOの認定化について」の3つの窓口を設け、個別具体的な課題に対して相談がされる方が多くいらっしゃいました。

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